演奏家簡介


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平野 真敏 HIRANO Masatoshi
portrait
1967年福岡生まれ。東京藝術大学器楽科及びデトモルト音楽院ドルトムント校卒業。在学中に、北九州芸 術祭・バイエルン州芸術文化基金(ドイツ)にて最高位並びに奨学金を授受する
彼のヴィオラのソリストとしてのキャリアは、1993年福岡銀行本店大ホールの演奏会(西日本新聞社主催)に始まる。その後、ヨーロッパに渡りドルトムン ト(ドイツ)を中心にドイツ主要都市・ベルギー・イタリア・東欧などに於いてソロ・ヴィオラの研鑚を積む。その頃に各国の世代を超えたソロ・ヴィオラの名 手達に数多く出会い、ヴィオラのために書かれた魅力的な作品・ロマンティックピースを中心に、レパートリーを増やす。その中でも、1996年よりクロアチ ア共和国を代表する名ヴィオラ奏者兼作曲家・巨匠M.ミレティッチ氏との世代を超えた協力関係は意義深く記憶に残る事である。M.ミレティッチ氏を始めと するクロアチアに眠る過去のレパートリーの校訂を手がけ、特にM.ミレティッチ氏の代表作である幻の名曲「ヴィオラ協奏曲」の40年ぶりの再演を果たし、 それらの功績により「クロアチア大統領主催芸術週間」で特別に同国主催の演奏会と特別表彰をされる。
1998年より本拠地を東京に移し自らの企画・プロデュースを行う。その後、全国で展開した「ソロ・ヴィオラ」のみのコンサートが文化庁「国際音楽の日」 記念事業に認定される。また同年より、知られざる世界のフォルクロアより発展したヴィオラレパートリーを紹介する自主企画コンサートシリーズ「ヴィオラ・ ロマンスT」を国内主要都市で公演。その他、東欧をはじめ内外の音楽祭にも招聘される。2001年春、旧東京音楽学校奏楽堂・台東区芸術文化財団主催の演 奏会にて、その超絶技巧と音楽性の高さで絶賛される。秋にはクロアチアよりM.ミレティッチ氏を招聘し「ヴィオラ・ロマンスU」としてクロアチア文化と音 楽を日本に紹介する演奏会を国内主要都市で行う。2002年、クロアチア国立室内合奏団との共演の他、クロアチア作曲家協会よりウィーン音楽家協会など海 外での同協会主催の演奏会にソリストとして公演を委嘱される。
同年、クロアチア共和国より日本の皇太子殿下ご夫妻に献呈された曲、M.ミレティッチ作曲「ヴィオラのためのララバイ〜子守唄」の初演者として国際的に今 も活躍中である。2003年同曲を含むCDを銀座ヤマハ店より、リリースする。同年「ヴィオラ・ロマンスV」として上記献上演奏共演者マリア・ミクリッチ 女史をクロアチアから招聘し東京・福岡を始め東宮職侍従長・クロアチア大使ご臨席のもと「デビュー10周年記念公演」を行う。
また、政府国家間公式レセプションを始め新聞社・TV局など事業レセプションなどに演奏家・講師として招聘され各方面にヴィオラの魅力を伝えている。教育 者としては、ヨーロッパで演奏家のための夏季アカデミー・音楽祭などで教鞭をとり後続の指導にあたり、積極的にアマチュアのクラシック音楽嗜好層の拡大に 努め、学生オーケストラとの共演も積極的に行っている。ボランティア活動として日本ユニセフ協会・UNHCRなど定期的に援助を行っている。
2005年より、「ヴィオラ・ロマンスW」よりヴィオラから更なる可能性を拡げる為に幻の楽器「ヴィオラ・アルタ」(1902年製)に持ち替え、世界中で 数少ない独奏者として活躍中。CD・著書なども多数発売中。
独自の奏法は人口知能研究者より『ニュートラル・ポイント法』と命名され、奥深い音の世界を作り上げている。
ウェブサイト
Masatoshi Hirano, Viola alta player



2009/3/1