|
1956年3月9日浜松に生まれ三島で育つ。5才より才能教育の故奥村偵三朗氏よりヴァイオリンの手ほど
きをうけ、その後は海野義雄、鷲見四郎各氏に
師事。国立音楽大学ヴァイオリン科在学中、藤原義章氏の指揮する国立弦楽アンサンブルのコンサートマスターを務めるほか、藤原氏にヴィオラ、室内楽の手ほ
どきを受ける。78年より今井信子氏にヴィオラを師事するため、イギリス、マンチェスター北王立音楽院(RNCM)に留学。
第17回ブタペスト国際音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位、特別賞を受賞、その後、英国 Worshipful
Companyメダルなど数々の由緒ある賞を得る。翌年RNCMを栄誉賞付ディプロマを得て卒業と同時に、アムステルダムに
移り、オランダ室内管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務め、同オーケストラを始め、ハーレ交響楽団、ハンガリアン国立フィルハーモニック、
ロンドンフェスティバルオ一ケストラなどヨーロッパ各地のオーケストラとコンチェルト等を共演。ギドン・クレメル、ハインリッヒ・シフ、
レオン・シュピーロ、マイケル・コリンス等と共演。ロンドン・フィルハルモニア、アムステルダム・フィル、ロンドン・シンフォニエッタに客員首席奏者。ハ
ンソン弦楽四重奏団、ロンドン・ドビユッシー・トリオなどの室内楽メンバーを務める。84年イギリスに戻り、91年より母校マンチェスター北王立音楽大
学、メニューインスクール両校にて講師を務める。97年より日英両国で、夫君でコントラバス奏者のダンカン・マクティアとヴィオラとコントラバスの魅力を
広める活動としてジョイントリサイタルを始める。 ヨーロッパと日本においてマスタークラスで後進の指導に当たっている。現在、英国王立音楽院(ロンド
ン)教授。使用楽器は1852年製J.B.ヴィオーム。 |