演奏家簡介

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川本 嘉子
KAWAMOTO Yoshiko

3歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。
桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学に入学。これまでに、ヴァイオリンを江藤俊哉、鈴木愛子、室内楽を末吉保雄、原田幸一郎の各氏に師事。
在学中より学内の演奏会に数多く出演。1989年、第6回東京国際コンクール室内楽部門にてイグレック・クァルテットで優勝。89年、90年にはタングルウッド音楽祭に招待を受けて参加。Grace B.Jackson賞を受賞。
91年東京都交響楽団への入団をきっかけにヴィオラに転向。
92年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)入賞。翌年東京都交響楽団の定期演奏会にコンチェルト・デビュー。その後アメリカのマールボロ音楽祭、スイスのダボス音楽祭、東京の夏音楽祭、霧島音楽祭などに参加。その他、内外のアーティスト達との交流を果たし、次代を担うスケールの大きなヴィオラ奏者として期待と注目を集めている。
95年11月「新日鉄コンサート」、第59回“プロミシング・アーティストシリーズ”でのリサイタル、またチェンバロの中野振一郎とのデュオ等が注目される。
96年村松賞受賞。97年には、優れたヴィオラの作品を発掘し積極的にレパートリーに取り入れている姿勢や、様々な演奏家達との室内楽活動が評価され<第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞>を受賞。また同年7月から、リサイタル・シリーズ『HASEKO CLASSIC SPECIAL/川本嘉子ザ・ヴィオリスト』が、カザルスホールで一年間にわたり行われ、いずれも好評を博した。
99年には東京都交響楽団首席奏者に就任。
98年から京都アルティ弦楽四重奏団、2001年からAOIレジデンス・クヮルテットのメンバーとしても活躍しており、2000年には指揮者/ピアニスト、チョン・ミョンフンの提唱する「セブンスターズ・ガラ・コンサート」にも参加し、日本・韓国公演を行ない話題となった。2003年7月にも再び共演し、『臨機応変、他のパートに寄り添いつつ、しっかり支えたビオラの川本は達人』(朝日新聞・白石美雪氏評)との評価を得た。
2002年6月には、東京都交響楽団を退団し、ソリスト及び室内楽奏者として、国内はもとより国外に於いても、より幅広い舞台で活動している。
CD録音はチェンバロの中野振一郎との「ヴィオラ・バロック・ミュージック」(マイスター・ミュージック MM-1028)「J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのためのソナタ」(マイスター・ミュージック MM-1075)がリリースされている。





2006.2.12