1973年より米国に在住、カーネギー・ホールでシンシナティ・フィルハーモニー管弦楽団と共演してデビュー、以来ソリストとして、オルフェウス室内管弦 楽団、モーストリー・モーツァルト・フェスティバルオーケストラ、アスペンミュージック・フェスティバルオーケストラ、スペインのビルバオ、バレンシア等 数多くのオーケストラ、日本では、NHK交響楽団、東京シティフィルハーモニー、東京フィルハーモニー等と共演。アスペン、スポレト、カザルス、宮崎国際 音楽祭等、数多くの音楽祭にも招かれ、アイザック・スターン、ピンカス・ズッカーマン、ヨゼフ・スーク、チョーリャン・リン、ナージャ=サレルノ・ソーネ ンバーグ、イェフィム・ブロンフマン、リン・ハレル、レオン・フライシャー、ギル・シャハム、等の演奏家と共演。
室内楽奏者としては、ジュリアード、エマーソン、東京、アメリカン、ハーレー及び水戸カルテットの客演ヴィオリストとしても演奏活動を行っている。また、 ニュージャージー室内楽協会の常任ヴァイオリニストでもある。日本においてもTOKYOソロイスト、水戸室内管弦楽団のメンバーとして活躍、日米双方でそ の実カは高い評価を得ている。
またカザルスホールで10年間開催されて来たヴィオラ・スペース、宮崎国際音楽祭では、演奏や公開レッスンを通して若手への指導にもカを注いでいる。
レコーディングは、エマーソン弦楽四重奏団、ニュージャージー室内楽協会、ヴィオラスペース等の他、ソロ、数多くの室内楽曲を、ノンサッチ、ニューワール ド、フィリップス、CBSソニー、EMI、BISS等のレーベルで録音している他、テレビ、ラジオヘの出演も多い。
1980年よりニューヨークのブルックリン大学音楽院で弦楽主任教授を、1981年よりジュリアード音楽院でドロシー・ディレーの助手として教鞭をとり、 1983年からはシンシナティ州立大学付属音楽院でヴィオラの教授を務め、1987年よりジュリアード音楽院の教授に就任、現在三つの大学で教鞭をとるか たわら、国際コンクールの審査員や米国内外の多くの大学、講習会に招かれ、公開レッスンを開いている。教え子には竹澤恭子、漆原朝子、服部譲二、川久保賜 紀、神尾真由子、佐藤俊介、アン・アキコ・マイヤーズ、ミラ・ギオルギェヴァ、ジョシュア・ベル、ヴァディム・グルーズマン、ナージャ・ソレルノ・ソーネ ンバーグ等、多くのソリストがいる。
コンサートマスターや楽員として、シカゴ交響楽団、ニューヨークフィルハーモニー、メトロポリタンオペラ、ウィーンフィル、ベルリンフィル等欧米の著名な オーケストラに出演、弦楽四重奏者や室内管弦楽奏者、そして音楽大学教授等、様々な活躍を続けている。
現在ニューヨーク在住。
チェンバロの中野振一郎との「ヴィオラ・バロック・ミュージック」(マイスター・ミュージック MM-1028)「J.S.バッハ：ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのためのソナタ」（マイスター・ミュージック MM-1075）がリリースされている。