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神戸市に生まれる。10才よりヴァイオリンを始める。兵庫県立御影高等学校卒業、東京藝術大学器楽科
(ヴィオラ専攻)を1971年に卒業。東京芸術大学管弦楽研究部講師を1995年まで務めたのち、1996年より名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団、
ヴィオラの副主席奏者を務め、2007年6月に定年退職。ヴィオラのソリストとして数々のヴィオラの為の新作の初演をはじめ、各地でサロンコンサートや室
内楽活動を行い、2002年4月には小林道夫氏の共演
で神戸にて初のヴィオラ・リサイタルを開催、また名フィルのメンバーによるカルテット・ディソナンツェンを結成するなど、幅広い活動を続けている。指揮活
動は1980年頃から始め、神戸市民交響楽団の定期演奏会に度々登場し、古典から近代までの幅広いレパートリーを指揮。東京アカデミー室内合奏団、東京ク
ロイツ室内合奏団、クロイツ弦楽四重奏団等を経て、現在東京バッハ・カンタータ・アンサンブルを主宰、また名フィル・メンバーによるカルテット・ディソナ
ンツェン等、多くの室内楽活動やソロ活動も行っている。東京藝大バッハ・カンタータ・クラブにおいては20数年、小林道夫氏のもとで研鑽を積む傍ら、ヘル
ムート・リリンク主宰のシュトゥットガルト・バッハ・アカデミーにおけるヴィオラ奏者として、数多くのカンタータや受難曲の演奏に携わる。ピリオド楽器の
分野にも早くから取り組み、創立期のバッハ・コレギウム・ジャパン、東京バッハ・モーツアルト・オーケストラ(有田正広主宰、バッハ・コンチェルティーノ
大阪等でも活躍。現在はヴィオラ演奏の傍ら「バッハクライス神戸」及び「バッハアンサンブル名古屋」の常任指揮者として、バッハの宗教曲(主としてカン
タータ)を中心とした指揮活動を活発に行っている。名古屋芸術大学音楽学部講師、弦楽器とレコードの店「プリムローズ」(神戸)店主。
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