演奏家簡介


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豊嶋 泰嗣
TOYOSHIMA Yasushi
portrait
桐朋学園女子高等学校、桐朋学園で江藤俊哉、アンジェラの両氏に師事。桐朋学園在学中よりヴァイオリン、 ヴィオラ奏者としてソリスト、室内楽、コンサートマスターとして演奏活動を始める。
1986年、大学卒業と同時に弱冠22歳で新日本フィルのコンサートマスターに就任し楽壇デビュー。その後もサイトウ・キネン・オーケストラ・ジャパン・ ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ等でコンサートマスターを務め、指揮者、オーケストラからの信頼も厚い。97年からは九州交響楽団と新日本フィルの強い要 請により両楽団のコンサートマスターを兼任するという異例の就任で注目を集めた。
ソリストとしては、88年のサントリーホールでリサイタルデビュー、その後ベルリン放響、バシュメット&モスクワソロイスツ、ロンドン・モーツァルト管弦 楽団等、国内外のオーケストラとの共演。また、 91年、92年、94年のセルフ・プロデュース公演を企画するなど多才な活動をしている。
室内楽奏者としては、ハレー・ストリング・クァルテットを結成し、2000年までカザルスホールのレジデントクァルテットを務めた。その他、水戸カルテッ ト、サントリーフェスティバルソロイスツ、ヴィルトゥオーゾ・アンサンブル・パルテノン、イシハラリリックアンサンブル、鎌倉ゾリスデン、JAYCMS、 山形弦楽四重奏団等、数多くの室内楽プロジェクトに積極的に参加、現在アルティ弦楽四重奏団のメンバーとして活躍。そして、世界的なアーティストであるア イザック・スターン、ヨーヨー・マ、マルタ・アルゲリッチ、ピンカス・ズッカーマン、ミッシャー・マイスキー、リチャード・ストルツマン等の共演を重ねて いる。国内外の音楽祭にも毎年招かれ、沖縄、宮崎、倉敷、北九州、大垣、霧島、八ヶ岳、長野アスペンを始め、95・96年にはアメリカのサンタ・フェ・ チェンバーミュージックフェスティヴァルに日本から唯一のアーティストとして招かれる。
2000年3月に紀尾井ホールでリサイタル、10月からは2001年10月にかけてピアノの園田高弘氏とともに「ベートヴェン ソナタリサイタル」3回シ リーズを好演。2003年、「豊嶋泰嗣協奏曲の夕べ」では新日本フィルと共演でシュポア、ヴュータン、ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲を一夜にして行っ た。2004年には指揮者としてもデビュー。益々意欲的に活動を展開している。
2006年にデビュー20周年を迎え、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲チクルスの九州ツアーのほか、10月には九州交響楽団定期演奏会においてブ ラームスのホルン三重奏曲による「ホルンとヴァイオリンのための協奏曲」(MILOS BOK編曲)を初演した。CDはポニーキャニオンからソロを3枚リリース、また07年6月にはオクタビアレコードよりニューアルバム「テンダリー」をリ リースした。
室内楽のCDは海外レーベルも含め多数発売されており好評を得ている。 91年村松賞、第1回出光音楽賞、92年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。桐朋学園大学および大学院講師。ながさき室内楽祭音楽監督。
現在、新日本フィルと兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスターを兼任している。
1719年製 アントニオ・ストラディバリウスを使用。





2009/3/26